出典:Amazon.co.jp
こんにちは、ゆるめです!
今回は映画レビューということで、「南極料理人」を見た感想です。
2009年に放映されてましたのでだいぶ前の映画ですね。
ポイント
- 堺雅人が作る料理がまじで美味しそう
- 仲睦まじきおっさんたちが繰り広げるほのぼの生活
- 南極で暮らすのも悪くないと思わせる見せ方
- 南極でなんの観測をしているのかいまいち分からない(ボクだけ?)
目次
「南極料理人」監督・出演者紹介
俳優 | 役名 | |
監督 | 沖田修一 | ー |
キャスト | 堺雅人 | 西村淳 |
生瀬勝久 | 本山秀行 | |
きたろう | 金田浩 | |
豊原功補 | 福田正志 | |
高良健吾 | 川村泰士 | |
古館寛治 | 御子柴健 | |
黒田大輔 | 西平亮 | |
小浜正寛 | 平林雅彦 | |
宇梶剛士 | 鈴木 | |
西田尚美 | 西村みゆき | |
脚本 | 沖田修一 | ー |
主題歌 | ユニコーン | サラウンド |
出演者をご覧いただく限り、かなり豪華俳優陣が作り上げております。
そして監督が「沖田修一」さん。
沖田修一作品長編映画
- このすばらしきせかい(2006年) - 監督・脚本
- 南極料理人(2009年) - 監督・脚本
- キツツキと雨(2012年) - 監督・脚本
- 横道世之介(2013年) - 監督・脚本
- 滝を見にいく(2014年) - 監督・脚本
- モヒカン故郷に帰る(2016年) - 監督・脚本
- モリのいる場所(2018年) - 監督・脚本
映画だけでも聞いたことのあるモノばかりですね。
非現実的な映画も面白いのですが、ボク自身、現実世界をリアルに描写する映画が好みなので、
沖田修一さんの映画はドンピシャにはまったのです。
映画「横道世之介」も、リアルなほのぼの映画の中にも少しのエッセンスを加えていて少しのスリルを味わえる面白い映画ですし。
映画「南極料理人」あらすじ
極寒地にて麻雀に負け続けたことに嫌気がさし、ドームを飛び出した高良健吾、通称「兄(にい)やん」から物語が始まる。
8人の隊員が織りなす、「ドームふじ基地」での南極生活。
平均気温マイナス54℃、標高は富士山より高い3800メートル。
ペンギンやアザラシはおろか、ウイルスさえも生存できない極寒地。※風邪ひかない
日本と南極という、とてつもない距離で、好きな仕事のために家族の反対を押し切り離れる者や、遠距離恋愛を勤しむ者と様々。
かき氷のシロップで雪原にラインを引き野球をしたり、節分の豆まきを楽しむ面々。そこから少しずつ仲間意識が生まれる。
その中で主演の堺雅人が演じる通称「西村くん」は南極の極寒地で料理を作る担当。
日々の料理を工夫し、隊員たちの極寒地での作業ストレスを和らげるために日々奮闘する。
しかし、伊勢えびでエビフライか刺身で揉めたり、インスタントラーメンを盗み食いされたりと、日々奮起する中でも一筋縄とはいかない。
そして、ラーメンが底を尽きたことやホームシックから隊員たちの奇行な事件が勃発。
少しずつ築き上げた隊員たちの助け合いで、事件は解決していくが…。
南極料理人を見た感想
難しいことを考えず、気楽に見られる映画です。
全体的にコミカルに描かれていますので、南極に住むのも悪くなさそうだなと思わせてくれますが、やはり日本と南極の遠距離。
「辛くても逃げ出せない」
彼女と別れそうになり、彼女を追いかける(テーマソングが流れる)という、よくあるドラマ展開は望めません。
出される料理の素晴らしさ
冒頭から「刺身」「ぶりの照り焼き」「天ぷら」といった豪華メニュー。
タイトルでもある通り、出される料理はどれも涎(よだれ)が出ます。
伊勢えびが手に入り、隊員たちの要望に応えエビフライにするも、「やっぱ刺身だったな。」と愚痴がこぼれる…
いやいや、十分エビフライもおいしそうでしょ!
また、ラーメンが底を尽きても、カニだけは大量にあるのにブーたれる隊員たち。
贅沢言うんじゃねぇ!と突っ込みたくなりますが、ラーメンはそれほど日本人の舌に刷り込まれている国民の味。
白米の次くらいに主食なんじゃね?とも思えます。
「かんすい」がないことでラーメンを断念するも、本さんの助言で西村くんは自家製麺を作る。
そこで出てくるラーメンが、食べていないのに、絶対おいしいと確信出来ます。
オーロラが出ていても、ラーメンをむさぼる隊員たち。
ここまでラーメンを断つとオーロラそっちのけになるんですかね(笑)
家族(彼女)との遠距離生活
映画の冒頭では語られない、隊員それぞれの私生活。
兄やん(高良健吾)は日本と南極の遠距離恋愛真っ只中。
物語が進むに連れ、彼女の気持ちも少しずつ疎遠に。そして破局。
自暴自棄になるも、最後は「何ィ!?こういう展開になるのか!!」という結末。
間に何があったのか、こんな上手くいきますかね?でもまぁ、めでたし。
家族を置いて南極に旅立った西村くん(堺雅人)と本さん(生瀬勝久)。
西村くんは家族の中では少し浮いた存在。
小学生の娘からはうざがられているし、奥さん(西田尚美)も冷たい。
母娘で南極はどこにあるのか地球儀で探すも見つけられないだけでバカにされる始末。
しかし、日本の博物館主催「ふじぎ大陸南極展」にて、小学生の子供たちと南極の隊員たちを中継でつなぎ、質問形式で答えるといったイベントが開催される。※隊員たちは日本側の映像が見えない。
そこでの父娘のやりとりはほんわかしましたね。
本さん(生瀬勝久)は、観測の仕事を優先し家族の元を離れ南極へ。
45歳の誕生日に、日本にいる娘へ電話し祝ってもらえる。
奥さんに電話を代わってもらおうとするも、冷たくあしらわれる。
ただ最後はやはり愛に包まれている。
何をやるにも全員そろってから
「いただきます」は全員そろってから。
ラジオ体操も全員で。
大便は外から丸見えの共同トイレは慣れるのかな…
なんだか家族を超越した何かを感じます。
ただ、しっかりルールを決めないとおっさん8人で過ごせませんからね。
南極料理人を見た感想まとめ
ペンギンもアザラシも、ウイルスさえもいない極寒地で生活する8人の観測員たち。
その共同生活から勃発する事件や、解決のために協力する隊員たち。
ここまで毎日いれば仲間意識もイヤでも芽生えそうですね。
南極料理人を見て、「料理を食べる大切さ」が身に沁みます。
料理というのはこんなにも人を幸せにし、そして人を滅ぼすのかと。(大げさ)
ただ、誰と食べるかというのも大切ですね。
この映画を見ると、きっと思います。
「今日は何食べようか」と。