こんにちは、ゆるめです!
今回は、部下(後輩)(以下部下)の育て方の基本知識を解説していきます。
この記事は、管理職になられて間もない方向けに記述していきます。
こんな方におすすめ
- 部下を育てたことがない
- 管理職になりたてなので基本知識が知りたい
- 部下にやる気を引き出したい
目次
育成の基本的な考え方
人の育成が最も重要
管理職になられて間もない方が必ず覚えておいてもらいたいこと。
それは、部下の育成は組織の成果を上げていく上で最も重要なことと言うことです。
成果が上がらない、経営不振が続くなど、組織力が弱い企業は、部下の育成がうまくいっていないことも一つの理由です。
耳にしたことがあるかもしれませんが、企業の経営資源は、「人・モノ・カネ・情報」が挙げられますよね?
この中でも「モノ・カネ・情報」が潤沢にあったとしても、「人」を使いこなせていなければ会社は回りません。
まずは人の育成が最も重要だということを理解しておいてください。
やる気の重要性
必ず悩む部下のやる気
管理職になられた方のほとんどが必ずと言っていいほど悩む、「部下のやる気」
それもそのはず、まずあなたは管理職にならればかりのやる気に満ち溢れた社員です。
自分と部下を比較すると、やる気がないと感じてしまうのは当然でしょう。まずは同じ視点に立って物事を見るようにしましょう。
部下のやる気は状況に左右される
まずは、あなた自身のことを思い出してください。
あなた自身が、なにかのプロジェクトを任されたとき、やる気に満ち溢れたこともあったでしょう。
しかし、上司にとやかく細かい指摘をされたり、注意されたらやる気も削がれますよね?
部下のやる気を発揮させるには、思い切り仕事が出来る環境を与えてあげる必要があります。
そのために、以下の重要ポイントを覚えておいてください。
重要ポイント
- 途中経過を確認する
- 質問があれば親身に聞く
- 口出しはしない
- ほめる
①「途中経過を確認する」に関しては、まず部下に丸投げされたと思わせないためでもあります。
自分は任せたつもりでも全く関与していなければ、部下は丸投げされたと思います。
しっかりと気にしている姿勢を持って見守ってください。
②「質問があれば親身に聞く」に関しては、部下があなたに質問をしてきたとしましょう。
忙しいあなたはパソコン画面から目を離すことなく、部下に視線を送らず聞いていては、
部下は「話を聞いてくれないし、面倒なことを任したんだ」という気持ちになったり、
あるいは「忙しそうだから質問はやめておこう」などと判断し、結果があらぬ方向へ行ってしまうことがあります。
そこで叱ってしまうことでもあれば、最悪ですね。
部下が質問をしてきたら、必ず手を止めて、親身になって話を聞くことを忘れないでください。
③「口出しはしない」に関しては、あなた自身が想定した進み具合でなかったり、あまり良い出来栄えではなかった場合など、
注意したり苦言を呈すことで、部下のやる気は削がれます。温かく見守ってあげましょう。
④「ほめる」に関しては、誉められて嫌な気分になる人はそうそういませんよね?
昨今では誉める教習所まであるみたいですし、世代によっては怒られ慣れていない世代もあります。
怒られることで萎縮してしまったり、あまり自分で物事を考えず、指示待ちの部下になってしまうこともあります。
どんな出来栄えであったとしても、まずは誉めることを意識しておいてください。
部下の能力の基本知識
仕事を任せる方法
やる気があっても、基本的な知識や専門的な知識が皆無だと、いきなり成果は見込めません。
経験から知識を得る方法もありますし、知識を得てから実践させてみるという方法もあります。
会社の理念に沿ったやり方になるかもしれませんが、ボクのやり方は山本五十六法を使います。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ
急にやってみろと言われても、部下は経験がないので何から手を付ければよいのか分かりませんし時間が掛かります。
なので、ボクはいつもお手本としてやっているのを見てもらってました。
部下はその方が、なんとなくのイメージが湧きやすいですし、安心できます。
一つの参考例として覚えておいて損はないかと思います。
部下の動きに着目する
あなたは部下の能力を把握していますか?
把握するためにコミュニケーションは取っていますか?
もし把握出来ておらず仕事を任せるときに何を判断基準としていますか?
要は、部下の仕事内容をしっかり把握しておかないと、任す際の動機づけが出来ないということです。
そのためには、部下とのコミュニケーションは必須です。面談でも立ち話でも、時には食事を共にするのも一つです。
部下の動きをしっかり着目し、能力を分析してください。
能力を高める3つの方法
①OJT(職場内教育)
OJTとは、On the Job Trainingの略称で、上司や先輩が部下や後輩に指導・育成し、必要な能力を重点的・計画的に習得させていくことを言います。
特長として、普段の業務と遂行して行うため効率的に育成が出来たり、コスト面でも安価で収まりやすいです。
また個別で指導できるため、その部下に合ったやり方で進めていけます。
②Off-JT(職場外教育)
Off-JTとは、Off the Job Trainingの略称で、職場を離れ研修会場や外部セミナーで知識取得をする方法です。
特長として、日常業務では経験しないことを身につけられたり、複数人でのディスカッションにより、
また違った考え方を身につけることが出来ます。
必ず行ってほしいこと
- 研修前には、何を学んできてほしいのかを明確にした上、期待を添えた言葉で送り出してください。
- 研修後には、得た知識をどう業務に生かせるかを考えてもらうようにしてください。
上記2点を軽視してしまうと、研修で得た(得る)ノウハウが半減してしまうので注意してください。
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③SD(自己啓発)
SDとは、Self Developmentの略称で、個人が自主的に自己啓発本や通信教育などで知識を得ることを言います。
特長として、個人のペースで知識を習得することが出来たり、学びたいという意欲から主体的に行動し得た知識のためのみ込みが早くなります。
インプットしたものを主体的にアウトプットするため、個人の能力を高めやすくなります。
部下《後輩》の育て方の基本知識まとめ
部下を育てるのは、組織を強くする最重要項目です。
まずそこを念頭に置いて、接することを順守してください。
部下が無能ではないんです。すべては教え方次第ですので、一つひとつ丁寧に接してくださいね。
最後に取りまとめておきます。
メモ
- 人の育成が最も重要ということを認識するべし
- 部下のやる気は状況に左右されるので注意するべし
- 仕事を任せる際は山本五十六を真似るべし
- 部下の動きに着目するべし
- 能力を高める3つの方法を意識するべし
おまけですが
部下との距離を縮める方法の一つ、
メモ
部下の誕生日を記憶すべし
誕生日をスマホのスケジュールに入れておくだけでいいです。
朝起きたとき誰かの誕生日であれば、出社したときに言ってあげてください。
プレゼントは必要ありませんが、一言言うだけでいいので。
きっと、喜ばれると思いますよ。
お疲れさまでした!