こんにちは、ゆるめです!
仕事をする上で、怒られると委縮したり自信が無くなるものです。
そりゃそうでしょう。相手は人間です。ロボットではありません。
怒られたり叱られるより褒められる方が、嬉しいですしモチベーションが上がりますよね。
今の10代~20代の若者は怒られ慣れていないとよく言われています。
が、果たしてそうなのでしょうか。
ボク自身の見解は、怒られ慣れていないのではなく、褒められることが多くなったのではないでしょうか。
近年では、車の免許を取得するのに際し「ほめる教習所」などが存在するほど。
すなわち、褒められ慣れているからこそ、褒め方の工夫が必要なのです。
しかし、上司や管理職の人はほとんど部下を褒めることができていません。
褒めることを軽視している会社が多いのです。そして離職していく。
今回は「部下のやる気を引き出す上手な褒め方」について解説していきます。
目次
【深堀り】なぜ褒めることができないのか
まず、なぜ上司は褒めずに怒ったり叱ったりしてしまうのでしょう。
答えは、自分自身が「褒められてきていない」から。
そう、褒め方が分からないのです。
まず、自分自身を見直すところからやっていきましょう。
今の30~40代は褒められた経験が少ない
小学校時代や中学校時代に褒められる経験はありましたか?
いやもちろん褒められること自体はあったかもしれません。
現代は教師が生徒を殴ったというニュースが即座に取り上げられます。
しかし、我々が学生の頃は教師が生徒に体罰を与えること自体、そこまで珍しい光景ではなかった。
ダメなときはひっぱたかれるし、良い時は褒められるし極端な時代でした。
昔からある口癖
「最近の若いやつは…」
って言われたり、あなた自身がつぶやいたことありませんか?
この言葉は、あなた自身も上司に言われた経験があり、その上司もさらに上の上司に言われてきました。
もっと言うと、約5000年前から言われていたという説もあります。
時代が進むにつれて、人間の考え方も新しくなっていき、年齢の差によって考え方も乖離します。
新しい考え方を取り入れる余裕を持っておきましょう。
部下が何かの仕事を成し遂げたとき
部下が仕事を成し遂げた際に、何と声を掛けていますか?
「すごい!」や「いいね!」「やるね!」だけで終わっていませんか?
それは褒めたうちには入りません。
何がすごいのか、仕事を成し遂げたことで会社にどう貢献できたのか。
部下を褒めるときは、具体的でないと心に響きません。
部下が入社したての頃は、それでも良いかもしれませんがそう長くは続きません。
では、褒め方のレパートリーを増やしていきましょう。
部下を上手に褒めるコツとは?
褒め方が分からない人はまず、褒め方のレパートリーや考え方を増やす必要があります。
具体的に褒める
上記で記述したように、「すごい!」「いいね!」「やるね!」だけでは、
何がどうすごいのか、褒められている側も喜ぶに喜べません。
褒める側は「パソコンに詳しくてすごい!助かるよ」や、
「迅速な対応でお客様も喜ばれていたよ。おかげで、こちらも助かったよ。ありがとう」など、
なるべく具体的にして褒めてあげてください。
褒めるのは外見でもいい
仕事の成果だけでなく、褒めることろは沢山あります。
男性であれば、新調したスーツの色やネクタイ、セットした髪型でもいいんです。
女性であれば、美容院で髪を切ったとか、メイクを変えた、当日の服装など。
ボク自身もそれを言われると、「気が付きました?(よく見てくれているんだな)」という意味で嬉しくなってしまうものです。
褒めるときに名前を入れる
例えば、
「〇〇くんのおかげで、この案件が完結しそうだよ」
「さっきのプレゼン分かりやすかったよ。〇〇さんの資料は見やすいし説得力が増すよ」
など、
褒めるときはしっかりと名前を入れるようにしましょう。
過程(プロセス)を褒める
仕事を成し遂げていたとしても、そうでなくても、褒めるポイントはその結果だけではないはず。
例えば、
「今回のプレゼンは成功したね。それ以上に〇〇さんは日ごろ現場をよく見ているから、現場社員は話が分かる人と認めていたよ。」
など、何がどう良かったのかを明確にすることが重要です。
「何がどうよかったのか」
ここを意識することで、「自分は何を褒められているのか」が分かるようになり、
次も活かそうという意識が芽生えるのです。
第三者を使う
直接褒めるとき、照れが生じうまく褒めることができないなどといったことがあります。
また、間接的に褒められた方が喜びが増す場合もあります。
そんな場合は、第三者をうまく使いましょう。
例えば、
ポイント
A…褒める側(自分)
B…褒められる側(相手)
C…聴く側(第三者)
A→C:「Bのプレゼンは上手になった。やっぱり一所懸命に資料を作ったりプレゼンの練習していたしな。次の案件はBに任せたい」
C→B:「A部長がBのプレゼンをすごく褒めていたよ。次の案件はBに任せたいと言っていた」
など、第三者から耳にすると余計な邪念が削がれ、素直に聞き入ってくれます。
もちろん、「このことをBにうまく言っておいてくれ」などの根回しは効果が半減する場合がありますが、
管理職同士であれば、根回しさえうまくやれていれば効果が期待できます。
褒める相手の勤務年数に応じる
新入社員と中堅社員とでは褒め方が変わってきます。
マズローの5段階欲求、すなわち勤務年数が長くなればなるほど承認欲求が強くなります。
詳しくはこちらの記事にも掲載しております。
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部下を上手に褒める方法
相手(同僚・部下)を知ること①
相手のことを知らないと、その業績が良いのか悪いのか分かりませんよね。
では相手のことを知ることが第一歩となります。
すなわち、コミュニケーションを取ること。
コミュニケーションを取ると言っても人それぞれ基準が違うと思いますが、
「必ず朝出社し、顔を見た瞬間に、その人の変化に気が付くこと」
そのくらい、相手のことを知ることが重要です。
相手(同僚・部下)を知ること②
まず相手のことを知らなければ、仕事の結果やプロセスを知ったところで十分に褒めることはできません。
ここで一つ、相手のことを知るための方法を解説します。
これは、
「他己紹介」
です。
自己紹介は昔からやってきたことはあるかと思いますが、今回は他己紹介です。
他己紹介とは、
二人一組になり、自己紹介をし合う。
ここで重要なのは、同僚同士にならないこと。
できれば、「上司と部下」の二組にしてください。
名前、年齢、趣味、長所、短所など、聴く側がしっかり質問を決めておきます。
そして、その答えを全員の前で紹介する。
「この方の名前は〇〇 〇〇さん、〇歳です。趣味は~~」といった具合ですね。
そして、聴く側の方が一つ褒めポイントをその場で伝えるのです。
例えば、
「社交性が高く、質問がしやすかったです。笑顔が素敵で営業マンに向いていると思いました。」などですかね。
質問するだけでなく、どのようなところが良かったのか。しっかり見極めることが重要です。
場の雰囲気も、和気あいあいとしますので、どこかのタイミングで取り入れてみてはいかがでしょうか。
【番外編】他己紹介の効果
他己紹介の効果は、褒めポイントを向上させるだけでなく、
紹介する相手を商品と見立てた一種のプレゼンです。
話し下手な部下や同僚がいるのであれば、取り入れてみるのがおすすめです。
まとめ:部下のやる気を引き出す上手な褒め方
いかがでしたでしょうか。
褒めることで相手を尊重し、相手は存在意義が確立でき、会社に対しての帰属意識が高まるのです。
いけないことは叱るべきですが、褒めるときは何が良かったのかを明確にしてあげましょう。
今回はここまで。
それでは。
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